yukari's blog

不動産にかかわる私の記録です。

賃貸市場の調べ方

収益不動産を持つ(特に空室がある)オーナー様、またはこれから持ちたいと考えられている投資家様としては、部屋探しをしている人の属性(年齢・性別・職業等)や、どんな部屋・設備に需要があるのか、賃料帯は等々、常に賃貸市場(自分の商品の需要はどこにあるのか)が気になるはずです。

 

その情報はスーモなどで公開していますし、不動産会社の社員や有名大家さんがブログで書いていたり、YouTubeにもおそらくあります。膨大な数が出てくるはずです。

ただ、情報が古かったり、まったく検討していないエリアだったり、自身の求めているものを探すのはなかなか苦労します。個人でできるリサーチにも限界はあります。

 

そこで、ざっくりネットで調べたら、実際に不動産業者に出向いてみるのもいいかもしれません。売買ではなく、賃貸の路面店です。

 

特にアポなしで行って問題ありません。

素直に、「アパートを買おうと思ってるor持っているんですが、今賃貸ってどうですか」

などで大丈夫です。

 

とはいえ、不動産業者からしてみるとすぐにお金にならない慈善業務になりますので、あまりいい顔をされないことがあります。不動産屋は無駄に忙しいのです。

 

そこで、いくつかアドバイスとしては、

・賃貸仲介専門店ではなく、管理もしているところがいい

⇒アパートを買ったのち、今いい対応をすれば管理を任せて貰えるかもしれないと思って蔑ろにされないから

 

・1~3月、9~10月は避ける

⇒第一繁忙期と第二繁忙期の為、まともな対応をしてもらえない

 

・土、日、月曜日は避ける

⇒土日は案内で忙しく、月曜はMTGや土日の契約の進捗で忙しいのでまともな対応をして貰えない

 

・入口から2番目~に座っているスタッフに聞く

⇒入口から1番目は基本的に新卒や一番経験の浅いスタッフ、または女性です。

 経験の浅いスタッフを置くのは、飛びこみのお客様が来た時に一番に対応をさせて経験を積ませる為です。新卒や女性を置くのは飛び込みのお客さんが入ってきやすい雰囲気をつくる為です。

 その土地の状況や最近の入り具合を知りたい訳ですから、ある程度経験を積んでいるスタッフが良いので、2番目3番目あたりに座っている中堅スタッフを狙ってください。25~30代前半で、少しくたびれていて、目の下にクマがあります。すぐわかります。

 ただ、一番目の席に座っている女性でも、新卒でなさそうな場合は、下手すると店長より長い在籍を誇っている場合がありますので、暇そうなら聞いても良いかもしれません。歯に衣着せず教えてくれるはずです。

 

 一番奥のボードを挟んでいる席、または裏ブースにいるのが店長です。経験という意味では話を聞くのに一番いいのではと思うかもしれませんがそれは甘い!!

 

 彼らは今お金になるかならないかを一瞬で嗅ぎ分けますし、プレイングマネージャーである場合が多くめちゃめちゃ忙しいので、簡単にあしらわれて滞在時間2~3分、優しい人で5~6分です。席にもつかせて貰えないでしょう。合理的といえば合理的なので、恨まないで上げてください。

 

 そう思うと、私の前の職場の店長たちはみんな情に厚く丁寧でした。地場系だったし歩合じゃなかったからかな。

 少し話はそれますが、おすすめの不動産業者を聞かれることは多方面からありますが、条件や費用以外はあとは担当してくれる営業マンによります。会社というより営業マンなのです。もう運です。担当ガチャです。

 そう考えると、昔の不動産屋ってどんなでしたか?もうあからさまな感じですか?よろしければ教えてください。

 

 

以上です。参考になりましたでしょうか。

以前ある投資家様から不動産屋に行くときのアドバイスというか、ご相談を受けた記憶がありましたので、ブログにしてみました。

 

手間ですが、その駅や町、店舗の雰囲気を知ることが出来ますし、エンドのほやほやの生の声を聞けるので、ぜひ一度は行ってみてください。

これを読まれている方の方が不動産知識がへたするとというかほぼ間違いなくその仲介営業マンより上だと思いますが、畑が違うとそんなものですので、気にせず根ほり葉ほり聞いてみてください。

自分の商品を売ってくれる現場の人間と話せる機会は意外とと貴重です。

 

それでは。