yukari's blog

不動産にかかわる私の記録です。

商品の「推し」ポイント

今Z世代の8割に「推し」がいるそうです。

 

「推し」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

何もアイドルや芸能人や二次元のキャラクターだけではありません。

推しの定義は柔軟で、「私の推し♡w」と言って姪っ子の写真を見せることも正解なのです。

 

追って、(金銭等を)積んで、応援して、愛でる、それが「推し」です。

そしてその対象には「推せるポイント」があります。

彼・彼女らはやたらめった推しているわけではなく、「推せる!」と感じるところがあるから推しているわけです。

 

外見が好みだったり、性格、自分との接点、行動など…推し活をしている人たちは基本的に熱量が高いので、「言葉にできない!><」が合言葉のようですが、気持ちもわかるような気もします。

共通事項としては、自分の琴線に触れる何かがあったということだと思います。

 

さて、推される対象はどうでしょう。

基本的には推されることによって利益を得ている人たちです。

その人達が推され続けるために意識するのは、自分の商品価値・方向性、つまり需要を把握した上での自分の推しポイントを見つけそれを利益化していくことです。

 

変に難しく言いましたが、「(顔が)かわいい~」と言われたティックトッカーはメイク動画を上げるし、「(声が)かわいい~」と言われたユーチューバーはゲームの実況動画を上げてみるしといったことです。

 

 

では、不動産の推しポイントはどこでしょうか。

(お待たせしました)

 

オーナーの皆様は言わばジャニーズ事務所です。

抱えているタレント(収益物件)を育てて稼がせないといけません。

と同時に推しでもあります。積んでコーポ○○がんばれー!としなければなりません。

 

以前違う会社にいたとき、テコ入れも(ほとんど)しない、賃料を下げてADFRをつけるしかないローンだけ残っているRC造の物件を、「あんなの借金コンクリートよ!!」と言い放ったオーナー様がいました。

報告書を見たとき笑っていいのか困りました。笑いました。

担降りしてますね。

 

とにかく、儲けるために買ったのだからそれでは困ってしまうわけです。(ここでは相続対策目的などは除外してください)

 

不動産に関しては最初が既に間違っていたというパターンも多いですから一概に言えませんが、稼いで貰う為にはその商品の既にある利点と、求められている需要の研究が一番の優先事項になります。

 

 

先日物件の下見に行った際、道中にこんな物件がありました。

地主さんの家かなと思ったら、集合住宅用のポストと、表札に「夢想苑」とあります。

 

その場で調べたところ、現在2室募集中の模様。

・1K

https://www.homes.co.jp/chintai/room/0b288c67bb75e1254fe323867d9cb1196f0180b9/

・1LDK

https://www.homes.co.jp/chintai/room/5a55950fea8698a83f1d5b13ae6ad7b8b29fb0de/

 

外装は和テイストにもかかわらず、中はこの築年数によくみられる中途半端な洋風。

この頃に建てられた大東建託の内装と似ています。

 

1Kは玄関土間は汚いのに独立洗面台はガラス?で単身用賃貸にしては比較的突飛なデザイン。他の設備もそうならいいんですが、浮いてますよね。

 

1LDKの方は廊下の途中にテトリスのように古めかしい独立洗面台がはまっています。

水回りはプライベートや清潔さがもろに出るところですかから、お客様を部屋へ通す途中にあるのはいかがでしょう。写真を見る限り、もともとなかった洗面台をRFで埋め込んだというわけでもなさそうです…。

 

建物単体で見たときのこの物件の利点、推しポイントは「外装」だと思います。

この外面を見て室内を内覧したら、私は「悪いギャップ」を感じるだろうと思いました。

そしてもちろん、対価設定も見合っていないと感じます。

 

外装がこれ(失礼)な以上、内装も完璧に和に寄せて、少ないかもしれませんが一定の需要を狙い撃ちするべきと考えます。賃料も上げられると思うけどなあ。

 

でもまあ鐘ヶ淵駅から徒歩8分の好立地です。

なんとかなるのでしょう。

悲しいかな、1に立地、2に立地、3・4がなくて5に立地。

 

 

皆様も自身の推しの「推しポイント」と需要のつり合いを一度確認されるといいかもしれません。

 

そういえば弊社のお客様の「推し」は、きっと代表ですね。

いつか「コンサルして!♡」といううちわが見られるかもしれない・・・。

賃貸市場の調べ方

収益不動産を持つ(特に空室がある)オーナー様、またはこれから持ちたいと考えられている投資家様としては、部屋探しをしている人の属性(年齢・性別・職業等)や、どんな部屋・設備に需要があるのか、賃料帯は等々、常に賃貸市場(自分の商品の需要はどこにあるのか)が気になるはずです。

 

その情報はスーモなどで公開していますし、不動産会社の社員や有名大家さんがブログで書いていたり、YouTubeにもおそらくあります。膨大な数が出てくるはずです。

ただ、情報が古かったり、まったく検討していないエリアだったり、自身の求めているものを探すのはなかなか苦労します。個人でできるリサーチにも限界はあります。

 

そこで、ざっくりネットで調べたら、実際に不動産業者に出向いてみるのもいいかもしれません。売買ではなく、賃貸の路面店です。

 

特にアポなしで行って問題ありません。

素直に、「アパートを買おうと思ってるor持っているんですが、今賃貸ってどうですか」

などで大丈夫です。

 

とはいえ、不動産業者からしてみるとすぐにお金にならない慈善業務になりますので、あまりいい顔をされないことがあります。不動産屋は無駄に忙しいのです。

 

そこで、いくつかアドバイスとしては、

・賃貸仲介専門店ではなく、管理もしているところがいい

⇒アパートを買ったのち、今いい対応をすれば管理を任せて貰えるかもしれないと思って蔑ろにされないから

 

・1~3月、9~10月は避ける

⇒第一繁忙期と第二繁忙期の為、まともな対応をしてもらえない

 

・土、日、月曜日は避ける

⇒土日は案内で忙しく、月曜はMTGや土日の契約の進捗で忙しいのでまともな対応をして貰えない

 

・入口から2番目~に座っているスタッフに聞く

⇒入口から1番目は基本的に新卒や一番経験の浅いスタッフ、または女性です。

 経験の浅いスタッフを置くのは、飛びこみのお客様が来た時に一番に対応をさせて経験を積ませる為です。新卒や女性を置くのは飛び込みのお客さんが入ってきやすい雰囲気をつくる為です。

 その土地の状況や最近の入り具合を知りたい訳ですから、ある程度経験を積んでいるスタッフが良いので、2番目3番目あたりに座っている中堅スタッフを狙ってください。25~30代前半で、少しくたびれていて、目の下にクマがあります。すぐわかります。

 ただ、一番目の席に座っている女性でも、新卒でなさそうな場合は、下手すると店長より長い在籍を誇っている場合がありますので、暇そうなら聞いても良いかもしれません。歯に衣着せず教えてくれるはずです。

 

 一番奥のボードを挟んでいる席、または裏ブースにいるのが店長です。経験という意味では話を聞くのに一番いいのではと思うかもしれませんがそれは甘い!!

 

 彼らは今お金になるかならないかを一瞬で嗅ぎ分けますし、プレイングマネージャーである場合が多くめちゃめちゃ忙しいので、簡単にあしらわれて滞在時間2~3分、優しい人で5~6分です。席にもつかせて貰えないでしょう。合理的といえば合理的なので、恨まないで上げてください。

 

 そう思うと、私の前の職場の店長たちはみんな情に厚く丁寧でした。地場系だったし歩合じゃなかったからかな。

 少し話はそれますが、おすすめの不動産業者を聞かれることは多方面からありますが、条件や費用以外はあとは担当してくれる営業マンによります。会社というより営業マンなのです。もう運です。担当ガチャです。

 そう考えると、昔の不動産屋ってどんなでしたか?もうあからさまな感じですか?よろしければ教えてください。

 

 

以上です。参考になりましたでしょうか。

以前ある投資家様から不動産屋に行くときのアドバイスというか、ご相談を受けた記憶がありましたので、ブログにしてみました。

 

手間ですが、その駅や町、店舗の雰囲気を知ることが出来ますし、エンドのほやほやの生の声を聞けるので、ぜひ一度は行ってみてください。

これを読まれている方の方が不動産知識がへたするとというかほぼ間違いなくその仲介営業マンより上だと思いますが、畑が違うとそんなものですので、気にせず根ほり葉ほり聞いてみてください。

自分の商品を売ってくれる現場の人間と話せる機会は意外とと貴重です。

 

それでは。

ブログ移設しました。

こんにちは。

 

ブログ移設しました。

これからはこちらでよろしくお願いします。

 

アイコンのイラストは、私の写真を元にプロのイラストレーターさんに昔描いて頂いたものです。

 

 

とても気に入っています。

 

それでは。